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猫パンチを受けとめて

暮らし・実用の通販, 南里 秀子 （著）

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ペーパーバック : 315 ページ
作者 : 南里 秀子 （著）
出版社 : バジリコ
コレクション : 暮らし・実用の通販
ISBN-10 : 4-901784-06-4
フォーマット : 紙の本
平均的な顧客フィードバック : 3.5 5つ星のうち（3人の読者)
ファイル名 : 猫パンチを受けとめて.pdf (サーバー速度19.58 Mbps)
ファイルサイズ : 22.68 MB

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以下は、猫パンチを受けとめてに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

わが家のキャットシッターは、独身４２歳の友達（♂）が、泊まり込んで世話してくれます。ある意味趣味で。 ** 猫をその手に抱いて、ぬくぬくとしている人（私です）も。猫を飼うことに憧れ、同時に漠然とした不安を抱えて踏み切れない人（そう、アナタです）にも。読んで欲しい。私だって、読み返さねば。そう思った。そんな本である。某コンピューターサイトでは「猫飼いのバイブル！」と、謳われてもいたそうな。なるほどなるほど。この本「猫パンチを受けとめて」は、元祖「キャットシッター」ナンリさんが、足かけにして１１年間の仕事の中で書き上げた、のべ３万６千匹（！）の猫たちとの出会いの書でもある。家につく、環境の変化を嫌う猫を飼うものにとって、「キャットシッター」とは、なんとありがたい仕事だろうか。その上この言葉も、ナンリさんが登録商標してしまっているというから、彼女の草分けぶり、元祖ぶりが窺えるかと思う。ちなみに「キャットシッター」とは「お客様宅の鍵を預かって、留守中に猫の世話をする仕事」であるそうな。何だか私の仕事（ホームヘルパー）と違わないないよな、と言ったら失礼に当たるだろうか。しかし、読み進めるにつけ、そこに臨む気持ちは一緒だよなと、何だか一人納得もした。それにしても「好きと言うより、私の生活にはなくてはならないものと言ったほうが近い。気がついたときには、好きとか嫌いのレベルで猫とつきあっていなかったように思う」という著者のアドバイスは、ほんとに細やかで実用的。少しもベタベタとしたところがないのである。それがまたありがたく、さらには納得感心反省することしきり。心強いことはこのうえなく。耳に痛いことも数々あれど、こと猫のこととなると、私とて、いたって素直に赤線なんかグイグイ引きそうな勢いで、読み進めているのである。なんてったって、まずは素直に学ばなければと。たとえば、猫草の上手な食べさせ方から２匹飼いのすすめ、座そう（猫のニキビ）対策やくさいオナラの治し方、老猫や病気の猫とのつきあい方からキャットフードの選び方まで。ね、ほんとに細やかで実用的。まさに「バイブル」と呼ばれるにふさわしい一冊なのだ。この本を読んで以来、私も猫の「歯石除去」に対してはかなり真剣に通院を考えている所なのだから。そもそも私が、猫を飼っていて不思議な感覚にとらわれるのは。私たち人間との寿命の長さの違いで、生まれて３、４年の猫を人間でいうなら３０歳ぐらいなどと言うからなのです。生まれて１年を２０歳。それから１年増すごとに４年を足すなどというからなのです。それがいけないのです。ですから猫を飼っていて、この生き物が老い、いつかは私を置いて逝ってしまうと言うことが、どんな時（一緒にフカフカの毛布に包まっている時など）も気持ちの何処かにあるのです。彼（彼女）が逝ってしまうということが。それが私の気持ちをいつもしんとさせるのです。ざわざわとさせるのです。心細くもするし、せき立てられたりもするのです。だって猫は待ってはくれないのですから。ですから、動物を飼うとはどういうことか。と、一人考える時。その動物の一生を引き受けることではないか。と、とてもリアルに思ったりもするのです。私はこの動物のどんな未来も問題も引き受けていかなければと。そして、今を一緒に過ごさねばと。ただ友達になった相手がたまたま猫だった。と言っていたのは、笙野頼子だったけれど。私とて、そうなのです。それにすぎぬのです。だから、彼女（彼）とは友達なのです。この世で縁があったのです。ですから、その友達の健康と安心と快適を心から祈って止まないだけなのです。